ゆっくりと、しかし着実に生長する苔
苔よりゆっくり生長するヒノキ
完成から6ヶ月が経過したヒノキの苔ポンです。
ホソバオキナゴケが鉢の際までみっちりと繁茂し、全体的に盛り上がって厚みが出ています。
花粉のイメージが強すぎてほとんど売れず、しかも種子の発芽率が 15% と低すぎるため今ではほとんど作ることのなくなった「ヒノキ」の苔ポン。
中央の飾りはヒノキボックリ。
ヒノキの種子は苔ポンには不向きでしたが、ヒノキはすごい力を秘めた植物なのでまた何かの機会に挑戦してみたいです。
ホソバオキナゴケの生長は半年でもこの程度
植栽当初の写真がないのでここでは比べづらいのですが、生長したのは上下左右に 5mm 以下といったところです。
作業場の庭の中にあるホソバオキナゴケにとってベストなポジションで約半年(春夏含む)育成でこの程度ですから、自然環境下で細々としかも他の苔と競り合いながら暮らしている苔はもっとゆっくりでしょう。
実際、去年まであったホソバオキナゴケの群落が今年はハイゴケに飲み込まれていた。というような事象は頻繁に見かけます。