
苔の八百鉢、独自の概念「1の盆栽」と「2の盆栽」について
苔の八百鉢の店主のいう「1の盆栽、2の盆栽」という概念は一般的に知られている盆栽の専門知識ではなく、店主の個人的な信条から出てきている言葉です。
中国の「盆景」に起源を持つ園芸体系が日本に渡り、平安時代から楽しまれるようになったものが日本における盆栽の始まりとされています。
その系統にあり、平安の昔から今日まで脈々と伝わっている伝統的な盆栽を「1の盆栽」と呼び、それに対して苔の八百鉢の店主が作り出す伝統外の盆栽を「2の盆栽」と呼んでいます。
これには盆栽の規格外品という意味と、オルタナティブな存在ですよ。という意気込みを込めています。
2級品とか、盆栽未満というつもりでは決してございません。温かい目で見守ってくださいますと、とても嬉しいです。
参考までに、店主の思う「1の盆栽」の特徴は
- 価値に裏付けされた権威があること。
- 伝統的価値観と定義を尊重していること。
- 目に見えない存在の依り代であること。[*1]
*1 盆栽研究家、川崎仁美さんが打ち出した盆栽観です。
確かに盆栽にはあたかも、龍の精気(エネルギー)が依っているように見える品があります。