雨上がりの苔のように

苔は乾燥するとなかなか水を吸いにくくなります。これはカラカラに乾いた雑巾が水をはじくようになるのと同じで繊維が硬く閉じてしまうことで起こります。
この状態になると、数秒〜数十秒の水やりでは苔の葉が十分に水を吸う前に水分が蒸発するか、下方に流れていってしまいます。(表面だけが濡れている)結果、苔が常に乾燥した状態になり次第に色が褪せて白っぽくなっていきます。

苔ポンに使用しているヒツジゴケやハイゴケ、ホソバオキナゴケは乾燥に強い苔ですので数日から数週間、時には数ヵ月乾燥した状態であったとしても枯れることは希ですが、青々とした苔の状態をより長期間保つには水分の供給の仕方に少し工夫が必要です。

一番簡単な方法は、水やりの代わりに苔ポンがすっぽり収まる容器に水を張りその中に10〜20分ほど漬け込むことです。

雨上がりの苔が青々として美しいのは数時間は雨にさらされて、たっぷりと水を吸っているからです。

この際、すでに発芽している場合は苔だけが水につかる状態になるようにして、発芽している植物の根ではない部分は水上に出るようにしてください。

また、苔があまりにもカラカラに乾燥していると浮力が強くて鉢から外れ、浮き上がってしまうこともありますので先にある程度湿らせておくか輪ゴムなどで固定しておくとよいです。