年間2500鉢の苔盆栽を手がける職人が使いつづけている剪定鋏2選

坂源 ハンドクリエーション 古流タイプ

この特徴的なデザインの鋏を園芸を趣味とする人なら一度はみたことがあるかと思います。花道家にも人気でそのカラーバリエーションも豊富なことから女性を中心に幅広い層に受け入れられていることが伺えます。

その丸みを帯びた可愛らしいシルエットに似合わず2〜3cm はあろうかという樹木の太枝でも一太刀で切り落とすパワーと切れ味を備えています。

刃の部分にはしっかりと分厚く防錆塗装がされており何年使っても剥げてきません。エッジを指の腹で触ると(絶対に真似しないでくださいね)カミソリのような触覚で非常に鋭利であることがわかります。

切れ味の持ちもよく、購入から5〜6年以上経ってようやく最初のタッチアップ(刃研ぎ)が必要かな?と思いました。

老舗の業物(わざもの)。皇室献上品は伊達じゃないですね。

千吉 植木鋏 アルミ柄 長刃

長刃のため切断時のパワーはさほど期待できませんがその切れ味は爽快感すら感じるほどです。エッジの部分を触ってみても(絶対に真似しないでくださいね)それほど鋭利には感じないのですが、そこは鋏。噛み合わせの加減で本当によく切れます。

スプリングは好みの別れるところかもしれませんが、刈り込みのように鋏を連続して開閉する作業との相性はとてもよいです。

この鋏に出会う前は底網がわりに使う厚手のヤシ繊維マットを断ち切りバサミや剪定バサミで断裁していたのですが大変切りづらく、握力と根気のいる気の滅入るような作業でした。

とても人に頼める仕事ではありませんでしたが、今では小学生の娘にでもヤシ繊維マット切りを頼めるようになりました。